THE BEST OF CONNIE STEVENS the best of THE RONETTES THE ALBUM THAT NEVER WAS singles going steady デトロイト・メタル・シティ
60年代を代表するアメリカン・ポップ・シンガー(&女優)のコニー・スティーヴンスのシングル#を集めたベスト盤。僕が持っているのはコレのみですが、アルバム収録の曲はアダルトな雰囲気が強く、キュートに歌うポップ#とは趣が違うとのこと。では・・。実はちょっと友人のために選曲が必要となり、リクエストが“モータウン/オールディーズ(できれば女性)”といったものだったので思い浮かんだ曲が#1「Sixteen Reasons」と#10「Mr.Songwriter」だった。ミュージカル映画のワンシーンが思い浮かぶような暖かいメロディと声は60sポップスど真ん中だ。こういったムードのあるポップ#はこのアルバムに満載です。そして#3「Apollo」はハンドクラップが炸裂するポップポップ#。大好きです。キュートさが爆発しているのは#6「A Little Kiss Is A Kiss, Is A Kiss」。メロディはアニメソング並の分かりやすさで、加えコニーの声は一段とロリ声。打って変わって#7「Just One Kiss」では伸びやかな声で魅了する。#8「Make-Believe Lover」やキャロル・キング作の#15「They're Jealous Of Me」,#9「Why'd You Wanna Make Me Cry」(ちょっと軽く吐き出すように歌うところがツボ)、ハンク・ウィリアムズの#12「Hey, Good Lookin'」等は#3,5等と同系シングルポップ#で、やっぱり軽快さがあるポップ#が彼女の最大の魅力。ロカ風味のバラード#11「I Couldn't Say No」や#14「Lost In Wonderland」もドリーミー de グッド! スペクターサウンドの申し子、ロネッツのベスト盤。全18曲。「ウォール・オブ・サウンド」と、まさにその名の通りその音圧に吹き飛ばされそうになる。でもVo.ロニーの声はまったく微動だにせずその音の壁に座って歌い上げているのだ。#1「Be My Baby」は歴史的な1曲で、これぞあらゆるポップミュージックの頂点。出会いは中学時代に友達の親父さん所持のコンピレーションCDから、そして『予備校ブギ』(恋のマシンガン・笑)ってドラマで主人公3人が歌ってたのが重なって脳裏に焼きつきました。この「Be My Baby」の子分的曲として#4「Baby, I Love You」、#13「Is This What I Get For Loving You?」#15「Here I Sit」(ニルソンとの共作)あたりで土台が完璧なので文句なし。より“音の壁”にこだわったパンチの効いた声と音の競演となれば#3「I Wonder」や#14「Paradaise」を2強ソングとして他#16「I Wish I Never Saw The Sunshine」、#17「Everything Under The Sun」等も◎◎。#2「Why Don't They Let Us Fall In Love」のドゥー・ワップソングでさえゴージャスに仕上げて最高ですね。インディーギターポップ好きへ眉唾もののメロディと言えるのはさっきも挙げた#3「I Wonder」に#8「Do I Love You?」がたまりません!軽快さが加わる#10「How Does It Feel?」、#12「Born To Be Together」も同じく必聴。ロニーの声が堪能できる英国ポップの佳曲#5「(The Best Part Of)Breakin' Up」に伸びやかな声にサックスの音色が素晴らしい#9「You, Baby」、コーラスも○で力強さと優しさが合いまった#11「Walking In The Rain」。ブライアン・ウィルソンに通じていく#18「You Came, You Saw, You Conquered」リピート激高でマイベストの1曲。#6「So Young」#7「When I Saw You」での甘いスローバラードにも酔いしれます。ざっくりと感想書きましたが一言でいえばポップ・ミュージックに興味があるのならば必ず持っていなければならぬ!ということです。 キンクス=レイ・デイヴィスてのは、一般的な話で言えば正解ですが、実際はデイヴも重要。ギターや声だけでなくソングライターとしても。コレはパイ時代にデイヴ・デイヴィスがソロ名義で出した曲のアンソロジー作(1987年)。#1,2はキンクスとしても『Something Else』に収録されてる。#1「Death Of A Clown」は大好きな曲で、もの寂しさいっぱいのイントロからやられます。歌詞も好き。#2「Love Me Till The Sun Shines」もオルガンがボブ・デュランみたいでイイ。#3「Susannah's Still Alive」はレイ・デイヴィスとボブ・デュランからの影響が合わさったフォークロックの佳曲。#4「Funny Face」も普通にキンクスの作品としてあっても分からない。#5「Lincoln County」も歌い方がデュラン。個人的にはすごく好きな曲でメロディーもノスタルジックだし兄貴に劣らずのソングライティング!。で、#6「There Is No Life Without Love」はもうレイ・デイヴィスの作品としか思えず、『アーサー』辺りのアルバムに収録されていてもok!。そして#7「Hold My Hand」は1番好きなデイヴの曲で、フックの効いたサビがたまんないロッカバラードです。一転#9「Mindless Child Of Motherhood」は最高なロック#でサビの盛り上がりとデイヴの歌い上げvo.がカッコイー。「Drivin'」のB面だってんだから最高なシングルだ。ラスト#10「This Man He Weeps Tonight」はレイ・デイヴィスとバーズの融合で◎。全体的にはフォークロック色が強いですが間違いなくキンクスサウンドなので是非とも聴いてほしいです。 マンチェスターのパンクバンド、バズコックス1979年のシングル集。1st〜2ndの頃のシングル曲が年代順に収録(B面も含む)。アルバム以上にポップ度が高く、心地よいヒネリも効いたシングル#が満載なのでバズコックス入門、もっと言えばパワーポップ入門な内容です。最高!#1「Orgasm Addict」/#13「Whatever Happened To?」の1stシングルからポップ度100点満点。特有のヒネリも効いててたまりせんねー。B面も◎。個人的には一押しの#2「What Do I Get?」。全体的にみればパンク#なんだけど、なんだろピートシェリーの声かな?すごく馴染みやすいポップ#になる。で、B面の#14「Oh Shit!!」は聴きながらチャリンコで全力疾走したい1:35秒。#3「I Don't Mind」は彼らの代表曲の1つで連呼するフレーズとパワーポップ的Bメロがツボ!タマンネーな、おい!。#4「Love You More」もコーラスワークがパンクバンドではない。で、ヒネクレポップの真骨頂といえるB面#16「Noise Annoys」クセになります。最大のヒット#5「Ever Fallen In Love (With Someone You Shouldn't've)?」は疾走感と勢いの中にバズコックス的ポップが交わるバランス感覚が最高だ◎◎。#6「Promises」も「I Don't Mind」に通じるノリが効いてて大好き。#7「Everybody's Happy Nowadays」はナキメロ度高めでとても良い!B面曲としてはラモーンズ的なギター#15「Autonomy」、ヤードバーズ的な#17「Just Lust」はアルバムにも収録される。#18「Lipstick」はハイライトな1曲。バズコックスはホント絶妙なバンドなんですけど、この曲はパワーポップ#と言ってokでしょ。さらに#19「Why Can't I Touch It?」#20「Something's Gone Wrong Again」はパンクの枠を大きくはみ出たポップ#。#19はトロピカルな雰囲気まで感じるし、#20は90sブリットポップかと錯覚してしまう。#9〜12、#21〜24は80年頃のシングル#。ちょっと勢いなくなっちゃってイマイチ感はありますね・・聴きどころは#9「You Say You Don't Love Me」と#24「What Do You Know」の2曲かなあ。1989年再結成後、現在もバンドは継続中で今年2006年も新譜出てます。しかも変わらぬ出来なので是非とも! 隔週雑誌「ヤングアニマル」で連載中のギャグ漫画。雑誌で読み始めたのはほんの3号前くらいから、1巻を買いに行っても近くの本屋では見つけられなかったのですがフラっと入ったコンビニで見つけてゲットしました。ネット界隈ではすでに人気のこの作品。ギャグ的には『おやすみなさい』的な笑いでツボにはまった。本当はスウェディッシュ・ポップ好きの主人公、根岸崇一と仮の姿ヨハネ・クラウザーU世の葛藤ってのがあらすじなんだけど、とにかくアホ全快のデスメタルファンとドラムのカミュ(西田)の変態っぷり。そしてレーベルの社長のメタル仲間のグルグラの2人が笑える。カヒミカリィやフリッパーズギター、加地秀基なんかの渋谷系の名前もさりげなく出てくる辺、ネオアコ/ギターポップ好きもニンマリ(?)なところでしょうか(笑)。ハッキリ言って“4word”連発の卑猥語だらけですが、そこんところはギャグ漫画って事で僕から謝っておきます。

「Go To DMC !!」
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